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『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』(ドラえもん のびたのパラレルさいゆうき)〔第1特報では『機械猫 乃比太的同次元西遊記』と表記されていた。〕は、1988年3月12日に公開されたドラえもん映画作品。 原作は藤子・F・不二雄(当時は藤子不二雄Ⓕ名義)で、藤子不二雄コンビ解消後の『ドラえもん』映画第1作目である。 同時上映は『エスパー魔美 星空のダンシングドール』『ウルトラB ブラックホールからの独裁者B・B!!』 == 解説 == 本作は『西遊記』がモチーフであり、唐の時代の中国を舞台としている。脚本はもとひら了が担当したが、「西遊記の世界」というアイディアは藤子・F・不二雄本人から出されたものである〔「QuickJapan」64号、太田出版、2006年〕。映画ドラえもんシリーズの中では、特に恐怖的な演出が多くホラー要素が強い。内容は妖怪に支配されるパラレルワールドと化した世界を修正するため、のび太たちが『西遊記』の登場人物に扮して、ドラえもんと共に妖怪たちと戦うというもの(敵役が過失とはいえドラえもん自身が生み出してしまったというところが他の作品とは一線を画している)。この戦いの際、のび太が孫悟空、ジャイアンは猪八戒、スネ夫は沙悟浄、しずかは三蔵法師の役に就いた。また、映画作品としてドラミが登場したのは『のび太の魔界大冒険』以来であり、本作でも同作と同様にのび太たちの危機を救う。 本作の製作時、藤子・F・不二雄が体調不良で入院していたため、存命時のドラえもん映画作品の中では唯一、原作漫画の大長編ドラえもんが描かれていない。このため、次作『のび太の日本誕生』以降は、大長編と映画で番号が1つずつずれることになった。その代わりとして、フィルムコミックが初めて発売され、上下巻とも表紙絵は藤子が描いている。これを皮切りに以後の作品でもフィルムコミックが発売され、本作以前の作品も後に発売されるようになった。またドラえもん映画の中で、作者名義が藤子不二雄となっている唯一の作品である。 東宝邦画系春のドラえもん映画シリーズで、藤子不二雄Ⓐが原作の作品と併映される最後の作品となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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